コラム
formrun vs Google フォーム vs Defform 徹底比較|どれを選ぶべき?
「問い合わせフォームのツール選びで、formrun と Google フォーム どっちがいいの?」 「Defform って何が違うの?併用する意味は?」
本記事では日本国内で利用される代表的な3サービス、formrun・Google フォーム・Defform を徹底比較し、自社に合うツールを選ぶための判断基準を解説します。
一目でわかる比較表
| 観点 | Defform | formrun | Google フォーム |
|---|---|---|---|
| 月額(最安有料) | ¥1,200/月 | ¥3,880/月 | ¥0 |
| 無料プラン | ◎ AI判定30通/月 | ○ フォーム1個まで | ◎ 完全無料 |
| AI営業メール判定 | ◎ コア機能 | ✕ | ✕ |
| reCAPTCHA / ボット対策 | ◎ | ◎ | △ |
| WordPress公式プラグイン | ◎ | ✕(埋め込み) | ✕(iframe) |
| フォームデザイン自由度 | ○ | ◎ | △ |
| チーム機能 | ○(BUSINESS〜) | ◎ カンバン管理 | ✕ |
| Slack / Chatwork 連携 | ○ | ◎ | △ |
| 設定時間 | 約5分 | 約10分 | 約3分 |
| 日本語サポート | ◎ | ◎ | △ |
1. 価格・コストパフォーマンス
Defform:¥0 〜 ¥1,200/月
無料プランで月 30 通までの AI 判定が永年無料。中小事業者なら無料プランだけでも実用に耐えるレベルで、有料の PRO(¥1,200/月)でも他社の半額〜1/3 程度です。年間契約なら 2 ヶ月分割引。
formrun:¥0 〜 ¥3,880/月〜
BEGINNER プランが ¥3,880/月、STARTER で ¥12,980/月。フォーム機能だけでなくカンバン式の対応管理が含まれるため、対応工数を削減したい中規模チーム向けの料金設計です。
Google フォーム:完全無料
Google アカウントがあれば 0 円。コスパだけ見れば最強ですが、営業メール対策が皆無なので別途 reCAPTCHA や Akismet を組み合わせる必要が出てきます。
結論:1 サイト・1 担当者運用なら Defform、5 名以上のチーム運用なら formrun、最小コスト最優先なら Google フォーム。
2. 営業メール・スパム対策
ここが3 サービスで最も差が大きいポイントです。
Defform:AI が文脈で判定
メール本文 / 送信者情報 / 文章パターンを総合的に分析する AI が、
- 「貴社のサービスに興味があり…」型の本物のリード
- 「弊社では Web 制作を承っており…」型の営業メール
- 「You won 100 BTC」型のスパム
を自動振り分けします。誤判定もダッシュボードから確認できるため、見逃しのリスクも低い設計です。
formrun:reCAPTCHA + ボット対策
ボットによる大量送信は防げますが、人間が打つ「営業メール」は素通りします。これは reCAPTCHA の構造上やむを得ません。
Google フォーム:基本的に対策なし
reCAPTCHA を組み込む手段もありません(フォーム内蔵ではない)。人間によるスパム送信や営業メールが完全に素通りします。
結論:営業メール対策が目的なら Defform 一択。formrun・Google フォームは「他のメリットを取る代わりに、営業メール問題は別途対策」という構成になります。
3. WordPress との連携
Defform:公式プラグインあり
WordPress.org 公式ディレクトリに登録されており、管理画面のプラグイン検索 → インストール → API キー入力で導入完了。Contact Form 7 ユーザーがそのまま AI 判定を追加できる設計です。
formrun:埋め込みコード
JavaScript の埋め込みコードを WordPress の固定ページに貼る方式。標準で WordPress 用プラグインは提供されていません(埋め込みは可能)。
Google フォーム:iframe 埋め込みのみ
iframe で埋め込めますが、ページ表示速度・SEO・デザイン上の制約が大きく、ビジネスサイトの問い合わせフォームとしては推奨しづらい構成です。
結論:WordPress サイトなら Defform が圧倒的に楽。
4. チーム機能・対応管理
formrun:カンバン UI が秀逸
問い合わせを「未対応 / 対応中 / 完了」のカンバンに自動振り分けし、メンバー間で割り当て・コメント・ステータス変更ができます。カスタマーサポート部門の運用に最適化されています。
Defform:BUSINESS プラン以上で 3 ユーザー
ダッシュボードで複数人が問い合わせを確認できますが、カンバン的な対応管理 UI ではなく、メール通知+ダッシュボード閲覧が中心です。専門のサポート部門で使うなら formrun のほうが向いています。
Google フォーム:実質なし
スプレッドシートを共有する形になり、対応漏れの管理は手作業です。
結論:5 名以上で問い合わせ対応をするなら formrun。1〜3 名なら Defform で十分。
5. デザイン自由度
formrun:豊富なテンプレート + カスタマイズ
50 種類以上のテンプレートに加え、CSS / HTML での詳細なカスタマイズが可能です。
Defform:機能実装ベースのデザイン
テンプレートフォーム + カスタマイズフォームに対応。formrun ほど芸術性に振った UI 設計はできませんが、実用的なフォームを作るには十分です。
Google フォーム:限定的
色とフォントの変更のみ。Google っぽい見た目から離れられないのが大きな弱点です。
自社に合うツールの選び方
こんな企業 → Defform
- ✅ 営業メールに毎日 30 分以上対応している
- ✅ 「本物の問い合わせを見逃したくない」が最優先
- ✅ WordPress サイト運営者
- ✅ 1〜3 名の小規模運用
- ✅ Google Analytics の CV 計測を綺麗に保ちたい
こんな企業 → formrun
- ✅ 5 名以上のサポート / 営業チームで分担
- ✅ Slack / Chatwork での連携を前提に運用
- ✅ 高度なデザインカスタマイズが必要
- ✅ 月額 ¥3,880 以上の予算がある
こんな企業 → Google フォーム
- ✅ イベント申込・社内アンケート用途
- ✅ 月数件以下の簡易フォーム
- ✅ コスト 0 円が絶対条件
ベストの組み合わせ:Defform + formrun の併用
実は、Defform と formrun を併用するケースが増えています。
[Web サイト] → [Defform] → AI 判定 → [本物の問い合わせ] → [formrun]
↓
[営業メール] → 自動でゴミ箱
formrun の入口に Defform を置くことで、
- formrun のチーム機能の恩恵を受けつつ
- 営業メールはチームに届く前に振り分け済み
という、両方の良いとこ取りが可能になります。Defform の有料問い合わせフォーム機能と組み合わせれば、しつこい営業会社からの収益化も狙えます。
まとめ
- 営業メール対策が最優先なら Defform
- チームでカンバン式に対応管理したいなら formrun
- コスト 0 円で社内・短期用途なら Google フォーム
- 両方ほしいなら Defform + formrun の併用
問い合わせフォームの選び方は「機能の多さ」ではなく、自社の運用課題(営業メール / チーム化 / コスト)に対して最も効くかで判断するのが正解です。