リンク発行で手軽に共有!SNS・アンケート向けメールフォームツール


Webフォームは、顧客ニーズの把握や問い合わせ窓口として不可欠です。特にSNSやブログで手軽にアンケートを行うには、リンク(URL)を発行できるメールフォーム作成ツールが役立ちます。

この記事では、リンク発行に対応した主要なメールフォームツールと、その活用法を紹介します。


1. 【無料・定番】Googleフォーム:手軽さと汎用性の王道

Googleが提供する無料のフォーム作成ツール。手軽さと多機能性で広く利用されており、どこからでもデータを収集し、素早く分析できます。

Googleフォームの特徴

  1. 簡単な作成とカスタマイズ: ユーザーフレンドリーな画面で、ドラッグ&ドロップ操作でフォームを簡単に作成可能。ニーズに合わせてすばやくカスタマイズでき、完成したフォームは、メールやSNSでの共有、Webサイトへの埋め込みも簡単です。
  2. リンクの簡単発行: フォーム作成後、画面右上の《送信》からリンクURLを発行できます。
  3. SNSでの共有が容易: 発行されたリンクは、メールやLINE、Instagram、X(旧Twitter)、FacebookなどのSNSに貼り付けて利用できます。
  4. URL短縮機能: 「URLを短縮」にチェックを入れるだけで短いURLが生成され、Xなどの文字制限がある場合でも使いやすくなります。※過去に短縮URLのみが動作しない不具合が報告されたケースもあるため、重要度に応じて使い分けが必要です。
  5. データ管理・分析: 回答データはリアルタイムで自動的にグラフ化されます。さらにGoogleスプレッドシートに書き出して、共同で詳細な分析も可能です。
  6. セキュリティ: クラウドネイティブなインフラでデータが保護され、転送時も保管時も暗号化。高度なマルウェア対策も講じられています。

活用事例

  • イベントアンケート: ラジオボタンや均等目盛などを使い、イベントの満足度を数値で把握できます。URLをQRコード化してポスターに貼れば、スマホからアクセスしやすくなります。
  • イベント参加申請: 回答回数制限や定員設定など、イベントに応じて幅広く対応可能です。
  • SNSでの意見収集: SNSでお客様の声を集めたい場合や、ブログの感想が欲しい場合など、手軽にフォームリンクを共有できます。
  • 事前入力済みURLの活用: 「学年」や「クラス」など一部の項目を事前に入力した状態のURLを発行する機能もあり、回答者の負担軽減に役立ちます。

2. 【ビジネス向け】高機能・高セキュリティな専門ツール

Googleフォームの手軽さに対し、より高度な機能やデザイン、管理体制が求められるビジネスシーンでは、専門ツールが推奨されます。これらもリンク発行に対応しています。

formrun(フォームラン):顧客管理まで一元化

フォーム作成から顧客管理・問い合わせ対応までを一元管理できるツールです。

  • 高品質なフォーム作成: 120種類以上のテンプレートにより、デザイン性が高く最適な設問が配置されたフォームを簡単に作成できます。
  • ビジネス利用の効率化: チームでの情報共有や対応状況の可視化(カンバン画面)、ステータス管理などの機能が充実。ビジネス目的では、ユーザーの約7割がGoogleフォームから乗り換えています。
  • 強固なセキュリティ: SSL暗号化、ISMS認証、プライバシーマーク取得に加え、サーバーを24時間体制で監視し、障害や不正アクセスに迅速に対応します。

Jotform (ジョットフォーム):多彩な共有機能とカスタマイズ

オンラインフォームやアンケートを簡単に共有できる機能を提供します。

  • SNSでの共有機能: フォームへのSNS共有ボタン追加や、SNSでの直接共有により、ブランド認知度を高められます。
  • 多様な共有方法: アプリリンク、招待メール、QRコードなど、多様な方法でフォームを配布できます。
  • URLのカスタマイズ: フォームのURLを簡単にカスタマイズできる機能も備えています。

その他のおもなリンク発行対応ツール

多くのWebアンケートツールが、フォーム作成後に公開用URLを発行する機能を備えています。

ツール名特徴(リンク共有関連)
CustomForm作成後に公開URLが発行され、WebサイトやSNS、ブログにリンクを貼り付けて利用可能。
QuestantURLやQRコードを自動で発行し、メールやWebサイトに貼り付けて回答を募集できる。
Tayoriフォーム・Q&A・チャット・アンケートの4機能を提供。アンケートの公開期間も設定可能。
SECURE FORM各種アンケートフォームを手軽に作成でき、基本的な回答形式が用意されている。

3. 【特化型】迷惑メール対策なら「Defform」

一般的なフォームとは異なり、Webサイトの「問い合わせフォーム」の課題解決に特化したツールです。

  • AIによる営業メール自動判別: フォーム経由の営業・迷惑メールをAIが自動分類。重要な顧客からのメッセージだけを確実に届けます。
  • 既存フォームへの導入: 既存フォームにHTMLコード追加やAPI設定を行うだけで、約5分で導入が完了します。
  • 有料問い合わせ機能: 営業したい企業が有料でコンタクトできる機能(課金システム)も搭載。導入企業は少額の売上を得つつ、質の高い接点を確保できます。

4. フォームリンクをSNSで活用するコツ

フォームのリンクをSNSで共有する際は、回答率を高める工夫が重要です。

共有の基本と注意点

  1. リンクの貼り付け: X、Instagram、LINEなどの投稿やチャットにURLを貼り付けます。
  2. 見やすさの工夫: 短縮URLで見やすくしたり、QRコードを画像として投稿したりすると、スマホからのアクセスが容易になります。
  3. キャンペーンの活用: 回答者に景品を進呈するSNSキャンペーンと組み合わせると、回答率向上が期待できます。

回答率を高める工夫

  • 目的の明記: 「~にご協力ください!」など、目的を明記します。
  • 設問数の制限: 設問が多すぎると離脱の原因に。10~20問程度を目安にするのがおすすめです。
  • 分かりやすい文言: SNS上では、短くキャッチーな言葉で回答を促しましょう。

まとめ:目的に合わせて最適なツールを選ぼう

リンク発行可能なメールフォームは、顧客の声を収集し、マーケティングやサービス改善に役立つ効果的な手段です。

Googleフォームは手軽さから小規模な調査に、formrunやJotformは高度な機能やセキュリティが求められるビジネス利用に適しています。目的に合わせて最適なツールを選び、SNSで効果的に共有しましょう。

なお私の経験ですが、SNS等で主要に活動している方でも、メールフォームがあったほうが受けが良いです。
ぜひ下記記事も御覧ください。

あわせて読みたい
【仕事が増える】「お問い合わせはDMで」を卒業!スパムを防ぎ、信頼感を高めて依頼を確実に引き寄せる... SNSをビジネスのプラットフォームとして活用し、仕事の募集や案件の依頼を受けたいと考えているクリエイターや事業者の方は多いでしょう。しかし、プロフィールに「お問...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次