コラム
Defform vs formrun 徹底比較【2026年版】|カンバン管理 vs AI 営業メール判定
国産フォーム作成ツールで圧倒的な認知度を持つ formrun。一方、AI で営業メールを自動判定する Defform は近年「formrun では解決できない問題」を補う形で導入が広がっています。
本記事では両者を「フォーム作成」「対応管理」「営業メール対策」「料金」の 4 軸で比較し、**自社にとってどちらが正解か(または併用すべきか)**を明らかにします。
結論:解決する課題が違う
| formrun | Defform | |
|---|---|---|
| 主に解決する課題 | 問い合わせ対応のチーム化 | 営業メール・スパムの自動仕分け |
| 強み | カンバン UI / 自動返信 / Slack連携 | AI判定 / WordPress 連携 / 純日本製 |
| 料金(最安有料) | ¥3,880/月 〜 | ¥1,200/月(無料プランあり) |
| ユーザー規模 | 中〜大規模チーム | 小〜中規模 + チーム拡張可 |
→ どちらか一方ではなく、規模と課題で選ぶのが正解。
1. 機能の方向性の違い
formrun が得意なこと
- カンバン UI で問い合わせステータスを可視化(未対応 / 対応中 / 完了)
- 5〜10 名のチームでステータス共有・分担
- 自動返信メール / 一斉送信 / テンプレート共有
- Slack / Chatwork / Zapier 連携が標準
→ **「対応漏れを撲滅したい」「複数人でフォーム対応したい」**ニーズに最強。
Defform が得意なこと
- AI が営業メール / スパム / 本物を自動仕分け
- WordPress 公式プラグイン(Contact Form 7 と併用可)
- 誤判定もダッシュボードで確認・復元可能
- 30通/月までの AI 判定が永年無料
→ **「営業メールが多すぎて本物が埋もれている」**ニーズに最強。
2. 料金の現実的な比較
formrun の料金体系
| プラン | 月額 | フォーム数 | メンバー数 |
|---|---|---|---|
| FREE | ¥0 | 1 | 1 |
| BEGINNER | ¥3,880 | 10 | 5 |
| STARTER | ¥12,980 | 制限なし | 制限なし |
| PROFESSIONAL | ¥25,800 | 制限なし | 制限なし |
※ STARTER 以上で API 連携・SSO などの上級機能が解放されます。
Defform の料金体系
| プラン | 月額 | AI判定 | フォーム数 | ユーザー数 |
|---|---|---|---|---|
| FREE | ¥0 | 30通/月 | 3 | 1 |
| PRO | ¥1,200 | 300通/月 | 10 | 1 |
| BUSINESS | ¥5,000 | 1,000通/月 | 10 | 3 |
結論:個人〜小規模なら Defform、5名以上なら formrun
- 1〜3名で運用 → Defform で十分(無料 or ¥1,200/月)
- 5〜10名チーム → formrun BEGINNER ¥3,880/月
- 大規模・SSO 等が必要 → formrun STARTER 以上
3. 営業メール・スパム対策で見ると差が大きい
これが両者で最も差が大きいポイントです。
| 観点 | formrun | Defform |
|---|---|---|
| ボット対策(reCAPTCHA) | ◎ | ◎ |
| AI による文脈判定 | ✕ | ◎ |
| 営業メールの自動振り分け | ✕ | ◎ |
| ブロック済みメールの確認 | ✕ | ◎ |
| 純日本語 AI | — | ◎ |
formrun は reCAPTCHA + 基本的なボット検知止まりで、人間が手で打った営業メールは素通りします。これは構造上やむを得ない仕様です。
一方 Defform は AI がメール本文・送信者情報・文章パターンを総合的に分析するため、ボットでない人間の営業メールも検出できます。
4. 運用フロー比較:1日の業務はどう変わる?
formrun のみ運用(中規模サポートチーム)
朝、カンバン画面を開く
↓
未対応 30 件
↓ 内訳:
・本物の問い合わせ 3 件
・営業メール 25 件 ← 全部目で確認しなければならない
・スパム 2 件
↓
本物 3 件に対応 → 完了レーンへ移動
営業メール 25 件は手で削除 or 別レーンに移動
→ 営業メール対応のために毎日30分の作業が必要。
Defform + formrun 併用運用
朝、formrun のカンバン画面を開く
↓
未対応 5 件 ← Defform で営業メールが事前に除外されている
↓
全件「本物の問い合わせ」 → 全部対応
↓
完了
→ 営業メール対応が消滅。formrun のチーム機能はそのまま活かせる。
5. こんなチームならどっち?
こんなチームなら → formrun
- ✅ 5〜10 名でカスタマーサポートを分担
- ✅ Slack / Chatwork で社内通知が必須
- ✅ 自動返信・テンプレ共有を多用する
- ✅ 月額 ¥3,880 以上の予算がある
- ✅ 営業メールはたまに来る程度
こんなチームなら → Defform
- ✅ 1〜3 名の小規模運用
- ✅ 営業メールが本物の問い合わせより多い
- ✅ WordPress + Contact Form 7 がメイン
- ✅ コストを抑えたい
- ✅ 無料から段階的に始めたい
こんなチームなら → 両方併用
- ✅ formrun のチーム機能 + Defform の AI 判定が両方欲しい
- ✅ 営業メールに毎日30分以上取られている
6. 併用パターンの設定例
[ユーザー入力] → [formrun のフォーム] → [送信]
↓
[Defform の AI 判定]
↓
本物 → formrun のカンバンに追加
営業 → Defform 隔離(formrun には届けない)
formrun のフォーム送信先を Defform 経由にすることで、
- formrun のチーム機能 はそのまま使える
- Defform の AI 判定 で営業メールはチームに届く前に除去
という、両方のメリットを活かせます。
まとめ
- チーム5名以上で対応分担したいなら → formrun
- 営業メール対策が最優先なら → Defform
- 両方の課題があるなら → 併用が最強コンビ
formrun の月額は決して安くないため、まず Defform 無料プランで「営業メール量がどれくらい削減されるか」を体感してから、必要に応じて formrun を追加導入する流れがコスパ良好です。