【コード不要】お問い合わせフォームを無料で簡単に設置するには?

「ホームページは完成したけれど、お問い合わせフォームをどう設置したらいいか分からない」。そんなお悩みを持つ小さな会社オーナー様は多いのではないでしょうか。推奨されてGoogleフォームを試したものの、使い勝手の悪さやUIの難しさに戸惑うお気持ち、よく分かります。私も実際使ってみたところ、そもそも「メールで受信するにはどうしたらいいんだ…?」と悩み、しばらく格闘しました。

複雑なコードを書く必要は一切ありません。今回は、パソコン操作に少し慣れている方なら「指定の場所にコードを貼る程度」で簡単に導入でき、「難しい」「使いにくい」というストレスから解放される、無料で使えるメールフォームサービスを厳選してご紹介します。

目次

1. 難しい設定は不要!無料で使えるおすすめメールフォームサービス5選

プログラミング知識がなくても、直感的な操作やテンプレートを活用して問い合わせフォームを作成できるクラウド型サービスや、WordPressプラグインをご紹介します。

サービス名主な特色
formrun(フォームラン)ビジネス利用に特化。顧客対応を「カンバン方式」で効率的に管理。EFO機能も充実。
Defform営業メールやスパムメールの自動判別に特化したAI機能が特徴。簡単なコードのコピペで既存サイトに導入可能。
Tayori(タヨリ)シンプルな操作性とデザイン性の高さが魅力。FAQ作成などカスタマーサポート機能も充実。
Formmailer(フォームメーラー)無料プランから自動応答メールに対応。ドラッグ&ドロップで直感的なフォーム作成。
WPForms LiteWordPressサイト利用者に最適。市場で最もユーザーフレンドリーなドラッグ&ドロップビルダー。

1. formrun(フォームラン)

formrunは、50000人以上の利用者を誇る人気のフォーム作成ツールです。フォームの作成、顧客管理、問い合わせ対応を一元化できるのが最大の魅力です。40種類以上の豊富なテンプレートが用意されており、マニュアル不要で直感的な操作感覚でフォームを作成できます。

特に、届いた問い合わせデータはカンバン方式(未対応、対応中、対応完了など)で進捗状況を視覚的に管理できるため、対応漏れを防ぎ、業務効率化に役立ちます。また、スパム対策の「reCAPTCHA」もボタン一つで追加できます。無料のFREEプランでは、フォーム作成数は1つまで、管理画面からのメール送信は月10件までの制限がありますが、問い合わせの受信数自体に制限はありません。

2. Defform

Defformは、問い合わせフォーム経由で届く大量の営業メールやスパムメールを、最新のAI技術で自動で分類・フィルタリングすることに特化しています。本当に重要な顧客からのメッセージだけを確実に優先通知してくれるため、営業メールの判別にかかる時間を大幅に削減できます。

導入方法は非常に簡単で、既存のWebサイトの問い合わせフォームにHTMLコードを追加するだけで完了します。WordPressなどのCMSへの導入も、わずか5分程度で設定が完了するとのことです。無料プランでは、月30通以下のAI判定が永年無料で利用可能です。Googleフォームでは対応できない、高度なスパム/営業メール対策を求める方におすすめです。

3. Tayori(タヨリ)

Tayoriは、株式会社PR TIMESが提供するフォーム作成ツールで、シンプルで直感的な操作とリーズナブルな料金設定に定評があります。無料のフリープランでは、問い合わせフォーム、FAQ、アンケートをそれぞれ1つずつ作成でき、月間100件まで問い合わせを受け付けられます。

フォーム作成インターフェイスは直感的で使い勝手が良く、カスタマイズ性が高い点も特徴で、企業のブランドイメージを大切にしたい方に最適です。無料プランでは、住所の自動入力機能や自動応答メール、ファイル添付機能は利用できませんが、管理画面から問い合わせにメールを返信することは可能です。

4. Formmailer(フォームメーラー)

Formmailerは、フォーム作成とページのデザインができるツールで、お問い合わせ、申し込み、アンケートなど様々なフォームが作成可能です。無料のFreeプランから自動応答メールに対応しているのが大きなメリットです。

フォーム作成はドラッグ&ドロップで直感的に操作できるため、プログラミング知識は不要です。無料プランでもフォームを5つまで作成可能。以前は広告が表示されていましたが、2021年4月1日より全プランで広告が非表示になりました。ただし、無料プランはフォームに設置できる項目数が7個までという制限があります。

5. WPForms Lite (WordPressをご利用の場合)

もしオーナー様がWordPressでサイトを作成されているなら、WPFormsは市場で最もユーザーフレンドリーなフォームビルダーとして知られています。WPForms LiteはWordPressプラグインディレクトリから無料で入手でき、「コードを知らなくてもシンプルなコンタクトフォームを作成できる理想的なプラグイン」です。

ドラッグ&ドロップでフォームを作成でき、基本的なフォームフィールド、スパム防止のためのCaptcha、フォーム送信後のサンキューページ(確認メッセージ)など、シンプルな問い合わせフォームに必要な機能が全て無料で含まれています。複雑な操作やUIに悩まされたくない初心者の方に最適なソリューションです。

なお簡単にフォームを設置するにはどうしたらよいか、こちらの記事も御覧ください!

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2. 「無料」の落とし穴を回避!導入前に確認すべき重要ポイント

無料のメールフォームツールは初期費用を抑える上で非常に魅力的ですが、「無料」の裏には必ず何らかの制限や注意点が存在します。特にビジネスで利用する際に後悔しないよう、オーナー様が確認すべき3つのポイントを解説します。

1. 自動応答メール機能が無料で使えるか?

Googleフォームのように、多くの無料ツールでは自動応答メール(サンキューメール)を設定するために、上級者向けのスクリプト連携が必要になる場合があります。自動応答メールは、顧客に対して「問い合わせが正しく届いた」という安心感を与えるために必須の機能です。ビジネスでメールフォームを運用するなら、この自動応答メール機能が標準で搭載されているか、あるいは無料プランで利用できるか を必ず確認しましょう。

2. 広告・著作権表示の有無とフォーム作成数の制限

ほとんどの無料プランは、実際の利用感を試せる「お試し版」という位置づけであり、サービスのロゴやクレジット、あるいは広告が表示される場合が多いです。完全無料でロゴやクレジット表示もないサービスを探すなら、Googleフォームが唯一の選択肢です。EasyMailのように、広告や著作権表示義務が一切ない無料のオープンソースソフトウェアも存在しますが、一般的には無料利用の範囲でフォーム作成数に上限があるツールも多いです。将来的にフォームを複数作りたい場合は、フォーム作成数に制限がないか、または無料版で何個まで作れるかを確認してください。

3. 顧客の個人情報を守るセキュリティ対策は万全か

メールフォームでは名前や住所などの大切な顧客の個人情報を取り扱います。セキュリティ対策が不十分だと、情報漏洩のリスクがあり、会社の信頼を大きく損ねてしまいます。

導入するツールが以下のセキュリティ対策を講じているかを確認しましょう:

  • SSL暗号化通信への対応:フォーム上の通信を暗号化し、第三者による傍受を防ぎます。
  • スパム対策:reCAPTCHAやAkismetなどの対策機能があるか。
  • 運営会社の認証:プライバシーマーク(Pマーク)や国際規格のISMS(ISO 27001)などの認証を取得しているか。

特にクラウド型のフォームツールは外部サーバーを利用するため、セキュリティ体制は最重要チェックポイントです。

より詳しく『コード不要』のツールに特化した比較を見たい方は、『コード不要』で始める、お問い合わせフォームサービス徹底比較もあわせてご覧ください。

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3. まずは無料で試して、あなたのビジネスに最適な「窓口」を見つけましょう

ホームページに問い合わせフォームを設置することは、お客様からのフィードバックを収集し、ビジネスを成長させるための最も重要な要素の一つです。

ご自身でHTMLやPHPのコードを書く必要はありません。今回ご紹介したツールは、いずれも「ドラッグ&ドロップ」や「テンプレート」を使って、すぐに運用を開始できるものばかりです。

もしGoogleフォームのUIが難しく感じたのであれば、formrunやTayori、あるいはWordPressをご利用ならWPForms Liteのように、よりユーザーフレンドリーな操作性に特化したツールを試してみるのが賢明です。

多くのツールは無料プランを提供しており、実際に使ってみて「この管理画面なら使い続けられそうか」、「必要な機能が揃っているか」 を確かめることができます。まずは一つ、気になるサービスの無料プランに登録し、あなたの会社とお客様をつなぐ最適な「窓口」を見つける一歩を踏み出してみましょう。

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